マンゴーの花!

☆ふるーちゅ

2008年05月31日 12:04

甘くてみずみずしいマンゴーですが、実はマンゴーの花は想像もつかないくらい、強烈な腐敗臭がするのです。しかし、一体なぜこんなに臭いにおいを発するのでしょうか?
 そもそもマンゴーが実をつけるためには、虫に花粉を運んでもらわなければいけません。実は、マンゴーの花が臭いのは、花粉を運んでもらうためのハエを寄せ付けるためだったのです。しかし、受粉の役割なら他の植物のようにミツバチなどでも良いはず。なぜハエに受粉してもらわないといけないのでしょう?
 マンゴーの原産地はインドからマレー半島にかけての熱帯地域。実は、ミツバチが活動するのに適した温度は25℃くらいまでで、それ以上暑くなると、ミツバチは花粉を運ぶことができないのです。一方、ハエは30℃でも活動できる昆虫のため、熱帯地域の暑い日中でも花粉を運ぶことができるのです。
 つまり、マンゴーは熱帯地域で生き残るため、ミツバチではなくハエを寄せ付ける腐敗臭を持つように進化したと考えられているのです。

関連記事